身体が不自由な方がお部屋を借りるには

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吉川愛美

吉川愛美

一言で言うなら、「丁寧過ぎる!」ほどの接客ですが、お客様からの信頼は誰よりも熱いです!さらに詳しく

こんにちには!吉川です!

さまざまなお客様にご契約頂いた中で身体が不自由な方もご来店頂き、契約させて頂いた経験をもとに記事を書いていきたいと思います。

どの案件についても苦戦を強いられました・・・

そんな経験から今回学んだこと、皆さんに参考にして頂ければと思います。

ケース:車いすユーザーの方(働ける方)

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【入居者がどのように生活するか】
・一人で通勤、買い物、調理すべて行う
・室内は車いすで、できれば移動したい
【重要視したお部屋のポイント】
①エントランスにスロープがある、もしくは段差がない。
②浴槽の深さが低い事
③駅から物件まで徒歩5分以内

この3つだけでした!
といっても払える賃料はかなり限られているので、
高額賃貸に住めない為、限られた予算で希望条件をクリアする条件の物件を探すのはかなり困難でした。

エレベーターに車いすマークがあったとしても共用廊下から自分のお部屋に入るまでに大きな段差があったり、
お部屋まで入れても廊下が極端に狭かったり、車いすユーザーさんにとって不便を強いられる物件が多数でした。
ほぼ物件の良し悪しで決められましたので根気よく条件に合う物件を探してあげるか、少し妥協を出来るポイントを提案して条件の摺合せをしていくことがポイントかと思います!

ケース:車いすユーザーの方(働けない方)

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【入居者がどのように生活するか】
・外出時は介助者が付き添う
・調理や、入浴は介助者が付き添う
・室内は車いす不要

【お部屋探しポイント】
①指定の区内で絶対探す
②障害者の入居である旨を管理会社に相談
③介助設備がつけられるか否か

お部屋探しポイント①については国や地方自治体より障害者手当を受給している為、
居住区を変更するととても大変である。
または現在利用している介助施設が利用できなくなるなどの負担が増える為。

働けない=収入が無い為、家賃を支払っていくかというのを明示していかなくてはいけません。

FXで稼いでる、不動産収入があるなどの収入源が無ければ
貯金の残高だけではいずれは底ついてしまいます、
それでは家主としてもいずれ滞納がある可能性がある方を善意でお部屋を貸せません。

この方はどのようにして支払方法を証明したのでしょうか?!

・貯金通帳(記帳後見開き2ページ程度)で残高があることを証明
※目安:初期費用+12か月分の賃料が払えると尚好ましい。
・役所からでる受給証明書を1年分提出
・収入証明書(アルバイトなどしているようであれば)

こういった書類を提出していかに支払い能力があるかを証明をしていきます。

貯金通帳のコピーを2ページも提出するの?!とびっくりされるかもしれませんが、
これには『役所から○ヶ月に○円定期的に入る』『残高の証明』などを証明するためです。

受給証明書を提出しているのに『なぜ、ここまでしなくてはいけないのだろう・・・』とよく言われることがありますが、
裏付けが取れるたった一つの方法だからです。

 

働けない方、自分で契約が出来ない方の審査については以前もこのブログでご紹介しました。

※今回は少し違いますが、似たようなケースとして考えられますので是非参考にしてみてください。

ケース:聴覚障害者の方

 

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【お部屋探しポイント】
インターホンを視覚的に確認出来る設備を設置する

ただ、これだけです。
この方はお部屋に穴をあけて設備をつけなくてはいけない為その理解を得るのに大変でした・・・・(笑)

家主の許可なしで介助設備等を設置してしまえば(本当はいけませんが)選べる物件は多数あります。
ただし家主の許可を取っていない分、退去する際の原状回復費用と違約金(損害賠償)が高額になると考えられますので
あまりお勧めは出来ません。

 

まとめ

どのケースの方にも共通して言えることが、検討している賃貸物件に特別な器具や設備を付けるためには
家主からの許可を得なくてはいけないです。

原状回復(借りる前の状況とほぼ同じようにする)ことが前提ですが、
それでも『マンションに原状回復できないほどの傷がつくのではないだろうか』とオーナーとしては心配になる様です。
いかに原状回復しやすく、傷がつかないか等を専門業者に見てもらい説明してもらうこともオーナーに理解をもらうことに大切だと感じます。

また、どんな方でも緊急連絡先や連帯保証人をお願いするケースがあります。
契約に関する内容なので一人で決めて、一人で契約せずご家族の方、相談にのって下さる方と
一緒にお探しすることをお勧めします。

だましたり、お客様の背景を考慮できない不動産関係者はたくさんいるかと思います。
一業者だけを頼りにするのではなく、第三者の意見として家族の協力も得られると良いかと思います。

そして根気よく相談する不動産業者と探す物件の条件の摺合せをしたり
条件改定をしていくことが必要です。

根気はいりますが、希望に添ったお部屋は必ず見つかると思います!

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